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腎除神経術、治療前PRA高値で降圧効果大きい

2021年7月1日  Journal of the American College of Cardiology

降圧薬非使用の高血圧患者を対象に、腎除神経術(RDN)の降圧効果を治療前の血漿レニン活性(PRA)とアルドステロン値で予測できるかを検討(SPYRAL HTN-OFF MED Pivotal試験)。患者をベースラインのPRA 0.65ng/mL/h以上(116例)と0.65ng/mL/h未満(110例)に分類した。RDNと偽治療の術後治療差は多変数線形回帰モデルを用いて、ベースライン値で調整した。 その結果、RDN群は偽治療群に比べて、治療3カ月後までのPRA変化量[-0.2±1.0ng/mL/h(P=0.019) vs. 0.1±0.9ng/mL/h(P=0.14)、P=0.001]およびアルドステロン変化量[-1.2±6.4ng/dL(P=0.04) vs. 0.4±5.4ng/dL(P=0.40)、P=0.011]が有意に大きかった。ベースラインの血圧が同等でも、PRAが0.65ng/mL/h以上の患者の方が0.65ng/mL/h未満の患者より24時間および診察室収縮期血圧に対するRDNと偽治療の3カ月時の治療差が、有意に大きかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメン...