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ノババックス社製ワクチンの有効性は89.7%

2021年7月7日  New England Journal of Medicine

英国33施設で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する遺伝子組換えナノ粒子ワクチンNVX-CoV2373(ノババックス社)の有効性、免疫原性および安全性を第III相無作為化観察者盲検プラセボ対照試験で検討。18-84歳の成人1万5187例(65歳以上27.9%、併存疾患あり44.6%)をNVX-CoV2373筋注5μgとプラセボ投与に割り付け、21日間隔で2回投与した。 その結果、ワクチン群10例、プラセボ群96例が2回目投与7日以上経過後にCOVID-19を発症し、ワクチンの有効性は89.7%(95%CI 80.2-94.6)だった。発症したワクチン群の10例に入院や死亡は報告されず、重症の5例はいずれもプラセボ群だった。事後解析の結果、B.1.1.7(α)変異株に対する有効性は86.3%(同71.3-93.5)、B.1.1.7以外の変異株に対する有効性は96.4%(同73.8-99.5)だった。反応原性事象は概して軽度かつ一過性で、重篤な有害事象の発現率は低く、両群でほぼ同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿してい...