1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 2型糖尿病、tirzepatideがセマグルチドに非劣性示す

2型糖尿病、tirzepatideがセマグルチドに非劣性示す

2021年7月8日  New England Journal of Medicine

2型糖尿病患者1879例を対象に、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬tirzepatideとセマグルチドの有効性と安全性を40週間の第III相非盲検試験で比較した。主要評価項目は、試験開始時から40週時の糖化ヘモグロビン値の平均変化量とした。 主要評価項目の試験開始時から40週時までの糖化ヘモグロビン値の平均変化値は、tirzepatide 5mg群-2.01%ポイント、10mg群-2.24%ポイント、15mg群-2.30%ポイント、セマグルチド群-1.86%ポイントで、tirzepatide各用量群のセマグルチド群との群間差はそれぞれ-0.15%ポイント(P=0.02)、-0.39%ポイント(P<0.001)、-0.45%ポイント(P<0.001)だった。消化器系の有害事象が高頻度に発現したが(悪心:tirzepatide群17-22% vs. セマグルチド群18%、下痢:13-16% vs. 12%、嘔吐:6-10% vs. 8%)、重症度は主に軽度ないし中等度だった。tirzepatide 5mg群の0.6%、10mg群の0.2%、15mg群の1.7%、セマグルチド群の0....