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DOAC関連出血、中和薬は有効も死亡リスクは高いまま

2021年7月9日  Journal of the American College of Cardiology

直接経口抗凝固薬(DOAC)関連の重度出血に対する中和薬(4因子プロトロンビン複合体濃縮製剤、イダルシズマブ、andexanet)投与後の臨床転帰を論文60報(患者計4735例)のメタ解析で検討した。 その結果、死亡率は17.7%で、頭蓋内出血患者の方が頭蓋外出血患者よりも死亡率が高かった(20.2% vs. 15.4%)。血栓塞栓症発生率は4.6%で、特にandexanetが10.7%と高かった。効果的な止血発生率は78.5%で、薬剤による差はなかった。再出血率は13.2%で、そのうち78%は抗凝固薬再開後に発生していた。死亡リスクは、止血失敗で有意に上昇した(相対リスク3.63、95%CI 2.56-5.16)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...