米成人の糖尿病有病率、20年間で大幅に増加

1999年から2018年までの米国成人の糖尿病有病率と糖尿病危険因子制御の動向を評価（2年1周期の計10周期）。全国保健栄養調査（NHANES）に参加した18歳以上成人2万8143例（加重平均年齢48.2歳、男性49.3％）を対象とし、施設入居者と妊娠女性は除外した。 その結果、糖尿病の年齢調整済み推定有病率は、1999-2000年の9.8％（95％CI 8.6-11.1％）から2017-2018年に14.3％（同12.9-15.8％）に増加した（傾向のP＜0.001）。糖尿病患者の血圧130/80mmHg未満（傾向のP＝0.007）と低比重リポ蛋白（LDL）コレステロール値100mg/dL未満（傾向のP＜0.001）の年齢調整済み推定達成率は、1999-2002年より2015-2018年の方が有意に高かったが、個々のHbA1c目標値に有意な改善は見られなかった（傾向のP＝0.51）。2015-2018年に糖尿病患者の目標達成率は、個々のHbA1c目標値66.8％（95％CI 63.2-70.4％）、血圧130/80mmHg未満48.2％（同44.6-51.8％）、低比重リポ蛋白コレ...