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緑内障性視神経症、測定点追加で視野欠損検出改善

2021年7月15日  Ophthalmology

緑内障性視神経症(GON)患者499例と健常者440例を対象に、24-2グリッドに12個の中心部の測定点を追加した(24-2+グリッド)視野検査による黄斑部視野欠損検出率改善効果を前向き横断研究で検討。黄斑欠損を視野(VF)中心10度以内のトータル偏差(TD)およびパターン偏差(PD)マップ上の正常限界5%および2%を外れる測定値がある部位として定義した。 特異度をマッチさせた解析の結果、クラスター検出では、24-2よりも24-2+の方が多くの黄斑部視野欠損を特定した。黄斑部視野欠損検出率の24-2+での平均改善度は8%、10%、正常限界2%外では5%、6%だった。24-2と24-2+での評価結果の一致度は高かった。検出部位数およびクラスターサイズに基づいて得られた特異度が95%以上での部分検出曲線下面積(pAUC)の比較で、24-2+での有意な改善が見られたが、改善度は概ね小さかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...