新型コロナ不活化ワクチンは重症化や死亡を含む予防に有効

チリで公的健康保険制度に加入している16歳以上の国民約1020万人の前向きコホートを用いて、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）不活化ワクチン（CoronaVac、Sinovac社製）の有効性を評価。部分的免疫化（初回接種から14日以上経過後で2回目接種前）と完全免疫化（2回目接種後14日以上経過）による新型コロナウイルス感染症（COVID-19）罹患と入院、集中治療室（ICU）入室、死亡の予防に対する有効性を推算した。。 その結果、部分免疫化が得られた参加者の調整後のワクチンの有効性は、COVID-19の予防15.5％（95％CI 14.2-16.8）、入院の予防37.4％（同40.9-50.2）、ICU入室の予防44.7％（同40.8-48.3）、COVID-19関連死の予防45.7％（同40.9-50.2）だった。完全免疫化が得られた参加者の調整後のワクチンの有効性は、それぞれ65.9％（95％CI 65.2-66.6）、87.5％（同86.7-88.2）、90.3％（同89.1-91.4）、86.3％（同84.5-87.9）だった。 この記事への読者の皆様（医師）からの...