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タウPETで前臨床期アルツハイマー病の予後予測

2021年7月19日  JAMA Neurology

認知機能正常者673例[アミロイドβ(Aβ)陽性率37.6%]、軽度認知障害(MCI)患者443例(同61.2%)、アルツハイマー病(AD)型認知症患者315例(同100%)の計1431例(平均年齢71.2歳、男性52.5%)を対象に、タウ陽電子放出断層撮影(PET)の認知機能低下予測能をT1強調MRIおよびアミロイドPETと比較。平均追跡期間は1.9年だった。 その結果、[18F]flortaucipirを使用したPETはミニメンタルステート検査(MMSE)の縦断的変化を予測し、全被験者での効果量を示すR2はタウPETで0.35、MRIでのADシグネチャー皮質厚で0.24、アミロイドPETで0.17(ブートストラップ法での差のP<0.001)、Aβ陽性のMCI患者群で0.25、0.15、0.07(同P<0.001)、Aβ陽性の認知正常者群で0.16、0.08、0.08(同P<0.001)とタウPETで高く、[18F]RO948を使用したタウPETでもこの結果が再現された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿...