トルコで実施されている新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化全粒子ワクチン(CoronaVac)の有効性と安全性を評価する第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験の中間解析結果が報告された。この試験では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)既往歴がない18-59歳の健康成人1万218例をワクチン群とプラセボ群に無作為化した。主要評価項目は、per protocol集団の2回目接種14日以上経過後の症候性COVID-19の予防とした。intention-to-treat集団で安全性解析を実施した。 intention-to-treat集団は1万214例(ワクチン群65.1%、プラセボ群34.9%)、per protocol集団は1万29例(同65.4%、34.6%)を対象とした。追跡期間中央値43日間で、ワクチン群9例(1000人年当たり31.7例)、プラセボ群32例(同192.3例)が2回目接種から14日以上経過後に症候性COVID-19を発症し、ワクチンの有効性は83.5%(95%CI 65.4-92.1、P<0.0001)だった。有害事象発生率はワクチン群18....
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