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小児のACL再建、手術遅延で内側半月板損傷リスク上昇

2021年7月29日  The Journal of Bone & Joint Surgery

再建術を施行した18歳以下の前十字靱帯(ACL)断裂患者546例を対象に、再建術遅延と半月板断裂の関連を後ろ向き多施設コホート研究で検討。多変量ポアソン回帰モデルを用いて、受傷から再建術施行までの時間が半月板損傷の危険因子となり得るか、年齢、性別およびBMIと半月板損傷の関連を評価した。 その結果、再建術1週間遅延当たり内側半月板断裂リスクが2%上昇した(調整後相対リスク1.02、95%CI 1.01-1.03)。男児では再建術遅延1週間で有意な内側半月板損傷リスク上昇が認められた(同1.03、1.01-1.05)が、女児では有意なリスク上昇はなかった(同1.00、0.97-1.04)。男児の肥満例では、再建術遅延10週間ごとに内側半月板断裂リスクが77.9%上昇した(P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...