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急性虚血性脳卒中治療の転帰、COVID-19流行前と変わらず

2021年7月31日  専門誌ピックアップ

米国の成人脳卒中患者の全国登録(Get With The Guidelines-Stroke)を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前後の急性虚血性脳卒中治療法および転帰を評価。流行前(2019年11月1日-2020年2月3日)の3万9113例、流行後(2020年2月4日-2020年6月29日)の4万1971例を比較した。 その結果、COVID-19流行後の脳卒中の発症数は、2019年の同月期間と比較すると週平均15.3%少なかった。アルテプラーゼ静注や血管内治療の実施率、来院からCT検査までの時間、アルテプラーゼ静注または血管内治療までの時間に群間差はなかった。調整後のモデルの院内死亡率にも群間差は見られなかった(4.8% vs. 5.2%、オッズ比1.05、95%CI 0.97-1.13)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...