1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 薬剤性ANCA関連血管炎の原因薬リストを更新

薬剤性ANCA関連血管炎の原因薬リストを更新

2021年8月3日  専門誌ピックアップ

世界保健機関の医薬品安全性監視データベースVigiBaseを用いて薬剤性抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎の最新データを収集し、データマイニングアプローチを使用して分析した。 IC025(95%信用区間の下限値)が正の値の薬剤15品目が関与するANCA関連血管炎の重複を避けて抽出した個別症例安全性報告483件を分析した結果、女性264例(女性371例中の71.2%)がANCA関連血管炎を発症し、発症年齢中央値は62歳で、被疑薬の導入からANCA関連血管炎発症までの期間中央値は9カ月だった。472件が重篤と判定され、43件が死亡した。不均衡報告の高い薬剤はヒドララジン、プロピルチオウラシル、チアマゾール、ソホスブビル、ミノサイクリン、carbimazole(甲状腺機能亢進症治療薬)、ミラベグロン、ニンテダニブだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...