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黒色腫1次治療のbempegaldesleukin+ニボルマブ、P2結果良好

2021年8月5日  Journal of Clinical Oncology

未治療のIII/IV期悪性黒色腫患者41例を対象に、CD122-preferential インターロイキン-2経路アゴニストbempegaldesleukin(BEMPEG)+ニボルマブ併用療法を第II相単一群試験で検証(PIVOT-02試験)。追跡期間中央値は29.0カ月だった。 有効性評価可能な38例の解析の結果、客観的奏効率は52.6%、完全奏効率は34.2%だった。標的病変の大きさの変化率中央値は-78.5%で、患者の47.4%で標的病変が完全に消失した。無増悪生存期間中央値は30.9カ月、全生存期間中央値は未到達で、24カ月時全生存率は77.0%だった。全例のグレード3または4の治療関連有害事象発生率は17.1%、免疫介在性有害事象発生率は4.9%だった。治療後の血中に、エフェクター機能を有するサイトカインが誘発したCD8+およびCD4+T細胞での多機能応答が増加した。治療早期の血液バイオマーカーに治療反応性との相関が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDocto...