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大腸がん、抗EGFR抗体療法後IRIS/Bevの奏効率13.0%

2021年8月5日  専門誌ピックアップ

日本国内の24施設で抗EGFR(上皮成長因子受容体)抗体療法後の2次治療としてIRIS/Bev(イリノテカン/S-1/ベバシズマブ)療法を実施した遠隔転移がある大腸がん患者27例の臨床データを後ろ向きに解析。実臨床での有効性と安全性を検討した[北海道消化器癌化学療法研究会(HGCSG)1901試験]。 その結果、発現頻度の高い(5%以上)グレード3または4の有害事象は好中球数減少(29.6%)、白血球減少(22.2%)、高血圧(18.5%)、下痢(14.8%)、貧血(14.8%)、食欲不振(11.1%)、疲労(11.1%)だった。奏効率は13.0%、病勢制御率は78.3%で、治療失敗までの期間中央値は5.9カ月だった。治療中止の主な理由は、病勢進行(88.9%)と有害事象(7.4%)だった。無増悪生存期間中央値は8.2カ月、全生存期間中央値は14.7カ月だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるも...