1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 初回人工関節置換、術後回復強化で入院期間短縮

初回人工関節置換、術後回復強化で入院期間短縮

2021年8月6日  The Journal of Bone & Joint Surgery

待機的初回人工股関節全置換術または人工膝関節全置換術を受けた成人患者を対象に術後回復強化(ERAS)プログラムと従来のプロトコルを比較した研究9件(対象計7789例:ERASプログラム2428例、従来プログラム5361例)で系統的レビューを実施。ERASの入院期間(主要評価項目)、全治療関連合併症および再入院に対する効果を評価した。 その結果、組み入れた研究は中等度ないし高度のバイアスリスクがあり、ERASの介入方法が多様で、転帰の評価および報告の方法が異なっていたため、メタ解析の代わりにナラティブ統合を実施した。これにより、ERASプログラムの遵守によって入院期間が短縮することが示された。処置関連の合併症減少を示した研究はほとんどなく、再入院率に対する有意な効果も確認されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...