1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 80歳以上の非転移性CRPC、第2世代ARIで転帰改善

80歳以上の非転移性CRPC、第2世代ARIで転帰改善

2021年8月7日  The Lancet Oncology

80歳以上の非転移性去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)患者を対象に、第2世代アンドロゲン受容体阻害薬(ARI)の有効性と安全性を個別患者データ併合解析で評価。2020年8月15日までに米国食品医薬品局に提出された全無作為化対照臨床試験を検索し、適格基準を満たした3試験を対象とした。 その結果、4117例のうち、2694例がARI(アパルタミド、エンザルタミド、またはダラルタミド)、1423例がプラセボに割り付けられていた。80歳以上(1023例)と80歳未満(3094例)で比較した無転移生存期間の推定中央値は、ARI群40カ月 vs. 41カ月、プラセボ群22カ月 vs. 16カ月(プラセボと比較した調整後ハザード比:80歳以上0.37、95%CI 0.28-0.47、80歳未満0.31、0.27-0.35)だった。全生存期間の推定中央値はARI群54カ月 vs. 74カ月、プラセボ群49カ月 vs. 61カ月(プラセボと比較した調整後ハザード比:80歳以上0.79、0.64-0.98、80歳未満0.69、0.60-0.80)だった。 グレード3以上の有害事象発生率は、80歳以上でARI...