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閉経後HR陽性乳がんの追加内分泌療法、2年と5年で差なし

2021年8月8日  New England Journal of Medicine

閉経後のホルモン受容体(HR)陽性乳がんに用いる術後アロマターゼ阻害薬療法の最適な実施期間を第III相試験で検討。5年間の術後内分泌療法を受けた患者3208例をアナストロゾール2年追加投与群(2年群、計7年投与)と5年追加投与(5年群、計10年投与)に割り付けた。主要評価項目は、無作為化後2年目からの無病生存率とした。 試験に登録した3484例のうち、アナストロゾール延長投与2年経過後に病勢進行や再発がなく試験参加を継続していた3208例を主解析の対象とした。8年時の主解析では、各群335例に病勢進行または死亡が発生した(ハザード比0.99、95%CI 0.85-1.15、P=0.90)。副次評価項目のほとんどで群間差は認められず、部分集団解析でも特定の集団での差は示されなかった。臨床的骨折のリスクは5年群の方が2年群よりも高かった(同1.35、1.00-1.84)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用さ...