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10代発症2型DM、合併症リスクは経時的に増加

2021年8月9日  New England Journal of Medicine

若年発症2型糖尿病(T2DM)患者の長期にわたる合併症の実態を観察試験で検討。若年発症2型DMの治療を検討した多施設共同臨床試験(2004-11年)終了後、参加者の追跡を継続し、糖尿病性腎疾患、高血圧、脂質異常症、神経疾患の評価を年1回、網膜疾患の評価を追跡期間中に2回実施した(2011-20年実施)。 観察調査試験終了時、解析対象500例の平均年齢は26.4歳、糖尿病診断後の平均期間は13.3年だった。合併症の累積発生率は、高血圧67.5%、脂質異常症51.6%、糖尿病性腎疾患54.8%、神経疾患32.4%だった。網膜疾患の有病率は2010-2011年は13.7%、2017-2018年では51.0%だった。60.1%が1つ、28.4%が2つ以上の合併症を発症した。合併症の危険因子に少数人種・民族、高血糖、高血圧、脂質異常症などだった。追跡中の有害事象は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採...