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社会不安障害にCBTとマインドフルネスが有効

2021年8月11日  JAMA Psychiatry

社会不安障害の成人を対象に、集団認知行動療法(CBT)とマインドフルネス瞑想の効果を無作為化試験で検討。108例を集団CBT、マインドフルネス、待機リストに割り付けた。認知的再評価と受容への効果、治療による脳の変化と治療1年後の社会不安症状との関連を評価した。 その結果、集団CBTとマインドフルネスにはいずれも否定的感情の有意な低下との関連が認められ(partial η2範囲0.38-0.53)、反応期(β-0.04、標準誤差0.09、95%CI -0.11-0.08、t92=-0.37、P=0.71)、再評価期(β-0.15、標準誤差0.09、-0.32-0.03、t92=-1.67、P=0.10)、受容期(β-0.05、標準誤差0.08、-0.20-0.11、t92=-0.59、P=0.56)で有意な群間差はなかった。機能的MRIで、認知および注意-制御領域の血中酸素濃度依存性(BOLD)信号変化率が有意に増加した(自分に対する否定的思考の再評価で集団CBT 0.031、マインドフルネス0.037、受容でそれぞれ0.012、0.077)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメン...