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網膜からSARS-CoV-2ウイルス粒子検出

2021年8月14日  JAMA Ophthalmology

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため死亡した患者3例(男性2例、女性1例、死亡時年齢69-78歳)から摘出した眼検体を用いて、網膜内にSARS-CoV-2ウイルスのものと推定されるウイルス粒子および関連タンパク質が検出されるかを検証。全例がCOVID-19による重度肺病変を呈し、集中治療室で機械換気を受けていた。 免疫蛍光顕微鏡を用いた評価の結果、COVID-19のSタンパク質およびNタンパク質と思われるものが微少毛細血管(capillary flame)に近接する内皮細胞と内顆粒層および外顆粒層の細胞内で確認された。透過型電子顕微鏡での評価では、COVID-19ウイルス粒子を含有すると思われるSARS-CoV-2と一致する二重膜液胞がこの細胞の核周辺領域で確認された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...