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超早産児、長時間スクリーンタイムが知能機能や行動に悪影響

2021年8月15日  JAMA Pediatrics

超早産(在胎期間28週未満)で出生した小児414例(男児55%、平均出生体重870.6g)を対象に、長時間のスクリーンタイム(画面視聴時間)と6-7歳時の認知、言語、実行機能、行動との関連をコホート研究で検討。238例(57%)が1日当たりのスクリーンタイムが長時間(2時間以上)で、266例(64%)が寝室にテレビまたはコンピュータを置いていた。 その結果、多変量線形回帰モデルで、長時間のスクリーンタイムに、以下の検査スコアの変化との関連が認められた――児童向けウェクスラー式知能検査の全検査知能指数(IQ)低値(平均スコア変化量-3.92点、P=0.02)、BRIEFで評価した実行機能障害(メタ認知8.18点、P=0.007、包括的な実行機能7.49点、P=0.01)、Developmental Neuropsychological Assessmentの行動抑制低スコア(-0.79点、P=0.03)、ADHDの評価に用いるConners 3(保護者用)の不注意(3.32点、P=0.047)。このほか、寝室にテレビやコンピュータがある小児で、行動抑制(同-0.80点、P=0.04)と多...