サッカー選手の神経変性疾患リスクはポジション次第
2021年8月16日
JAMA Neurology
元プロサッカー選手の神経変性疾患リスクを集団ベースのコホート研究で検討。スコットランド全体の入院に関する電子記録、処方情報、死亡証明書を個別記録とひも付けて、男性元プロサッカー選手7676例および出生年、性別などをマッチさせた一般集団の対照2万3028例の神経変性疾患のリスクを比較した。 その結果、元サッカー選手7676例中386例(5.0%)、マッチさせた対照者2万3028例中366例(1.6%)が神経変性疾患の診断を受けていた(ハザード比3.66、95%CI 2.88-4.65、P<0.001)。対照と比較した神経変性疾患リスクは、ディフェンダー(同4.98、3.18-7.79、P<0.001)、ミッドフィルダー(同4.59、2.73-7.71)が高く、ゴールキーパーが最も低かった(同1.83、0.93-3.60、P=0.08)。キャリア年数でみると、15年を超える選手が最もリスクが高く(同5.20、3.17-8.51、P<0.001)、プレーしていた時期では、1910-69年生まれの選手のリスクはほぼ同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こ...
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