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HER2陰性乳がん、切除後セレコキシブ併用でDFS改善せず

2021年8月17日  JAMA Oncology

ERBB2(HER2)陰性原発性乳がんを完全切除した患者2639例(中央値55.2歳、範囲26.8-86.0歳)を対象に、従来療法へのセレコキシブの上乗せ効果を第III相無作為化二重盲検試験で検討(REACT試験)。1763例をセレコキシブ、876例をプラセボに割り付け2年間投与し、主要評価項目は無病生存(DFS)とした。 1265例(48%)がリンパ節転移陽性で、1111例(42%)にグレード3の腫瘍があった。中央値74.3カ月の追跡の結果、5年DFS率はセレコキシブ群84%、プラセボ群83%で、未調整ハザード比は0.97(95%CI 0.80-1.17、ログランク検定のP=0.75)だった。毒性作用の発生率は両群とも低く、差を示す根拠はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...