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脳卒中後のうつ病にフルオキセチンは無効

2021年8月18日  JAMA Neurology

脳卒中発症後2-15日以内の患者1221例を対象に、うつ症状に対する選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)フルオキセチン塩酸塩の有効性を国際共同並行群間無作為化二重盲検試験(AFFINITY試験)の2次解析で評価。9項目式患者健康調査票(PHQ-9)のスコア9点以下を評価項目とし、ベースライン、4、12、26週時に評価した。 ベースラインのPHQ-9スコアが9点以上だった患者の割合は、プラセボ群18.5%、フルオキセチン群18.9%だった。追跡期間中、それぞれ21.1%、20.2%がスコア9点以上だった(P=0.70)。ベースラインでスコア9点未満だったが試験期間中にスコア9点以上になった患者の割合は、14.8%、13.0%(P=0.43)、医師によるうつ病診断の患者自己報告率は7.0%、4.3%だった(P=0.05)。第26週までにプラセボ群の14例(2.3%)、フルオキセチン群の12例(1.9%)が死亡した(P=0.67)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors ...