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ホルモン補充療法の3剤、VTEリスクに差なし

2021年8月20日  専門誌ピックアップ

退役軍人コホートに登録している静脈血栓塞栓症(VTE)の既往歴がないホルモン補充療法治療中の女性5万1571例(40-89歳)を対象に、経口結合型ウマエストロゲン(CEE)、経口エストラジオール(E2)、経皮E2のVTEリスクを後ろ向きコホート研究で比較。コホート登録時に74.5%がCEE、12.6%が経口E2、12.9%が経皮E2を使用しており、平均年齢は54.0歳だった。 その結果、VTE発症率は1000人年当たり1.9だった。多変量回帰モデルでは、CEEとの比較で、経口E2(ハザード比0.96、95%CI 0.64-1.46)または経皮E2(同0.95、0.60-1.49)の使用に伴うVTE発症リスクに差は見られなかった。ホルモン補充療法の新規使用者に限定してもこの結果は変わらなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコ...