高齢DM患者のインスリン注入、ペン型vs.シリンジ
糖化ヘモグロビン(HbA1c)値が8.5%を超える高齢2型糖尿病(DM)患者121例(平均年齢65.75歳)を対象に、インスリンのペン型注入器とシリンジ型注入器が血糖制御にもたらす影響を無作為化比較試験で比較。追跡期間は24週間とした。 ベースラインの平均HbA1c値はペン群10.34±1.66%、シリンジ群9.90±1.25%(P=0.103)、24週時では8.39±1.28%、8.85±1.74%(P=0.101)だったが、24週時のHbA1c値のベースラインからの低下量は1.94±1.93%、1.04±1.46%とペン群の方が有意に大きかった(P<0.05)。治療遵守率、低血糖、インスリン投与または経口薬の必要性増加、基礎・追加インスリン療法実施、DMによる生活の質への影響に群間差は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。)...
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