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外傷高齢者は老年科専門医の機能評価で死亡率低下

2021年8月22日  Annals of Surgery

英国で、外傷で入院した65歳以上の患者585例(中央値81歳)を対象に、老年科専門医による機能評価と1年死亡率との関連を検討。対象者を高齢者機能評価非実施、状況に応じた受動的な機能評価、積極的で総合的機能評価の3群に分類した。297例(50.8%)がフレイル(臨床フレイル尺度5以上)だった。外傷重症度スコア中央値は13点だった。 その結果、1年の追跡で147例(25.1%)が死亡した。多変量解析で、高齢者機能評価2群ともに死亡率が低下した(調整後ハザード比:受動的評価0.31、95%CI 0.18-0.53、積極的評価0.41、0.26-0.64)。高齢者機能評価の種類と入院期間との間に関連は認められなかった(同:都度評価0.84、0.62-1.15、積極的評価0.80、0.63-1.02)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコ...