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無症状小児のC. difficile検出率、生後6-12カ月が最も高い

2021年8月25日  JAMA Pediatrics

症状のない(下痢のない)小児のクロストリディオイデス・ディフィシル(C. difficile)検出率を1990-2020年に出版された95試験(対象計1万9186例)の系統的レビューとメタ解析で検討した。 その結果、毒素産生性または非毒素産生性C. difficileの検出率は、生後6-12カ月の乳児が41%と最も高く、5-18歳の小児では12%だった。非毒素産生性に比べると毒素産生性C. difficileの検出率が低く、生後6-12カ月の乳児の14%をピークに減少し、5歳を超える小児では6%だった。C. difficileの検出率は地理的地域(北南米 vs. 欧州:β=-0.151、P=0.001、北南米 vs. 西太平洋:β=0.136、P=0.007)で差があったが、検査方法(培養法 vs. PCR法:β=0.069、P=0.052、培養法 vs. EIA法:β=-0.178、P=0.051)、所得階層(低中所得 vs. 高所得:β=-0.144、P=0.23、高中所得 vs. 高所得:β=-0.020、P=0.64)、期間(1990年より前 vs. 2010-20年:β=-0...