看護師健康調査II参加の女性9万923例を対象に、妊娠中の母親の喫煙(子宮内曝露)、小児期の親の喫煙、18歳以降の喫煙者との生活による受動喫煙が成人期の関節リウマチ(RA)発症リスクに及ぼす影響を解析した。 中央値27.7年の追跡で、532例がRAを発症した(血清反応陽性66%)。交絡因子で調整後、妊娠中の母親の喫煙にRAとの関連が認められたが(ハザード比1.25、95%CI 1.03-1.52)、その後の喫煙曝露を考慮すると関連は消失した。交絡因子で調整後、小児期の親の喫煙に血清反応陽性RAとの関連が認められた(同1.41、1.08-1.83)。成人期の自身の喫煙で補正した直接効果解析の結果、小児期の親の喫煙に血清反応陽性RAとの関連が見られ(同1.75、1.03-2.98)、特に喫煙経験者で関連が強かった(同2.18、1.23-3.88)。成人期の受動喫煙にRAとの有意は関連はなかった(喫煙者との生活未経験に対する喫煙者との生活20年以上のハザード比1.30、0.97-1.74)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。