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監視療法中の前立腺がん、高強度運動でPSA値低下

2021年9月15日  JAMA Oncology

積極的監視療法中の限局性前立腺がん患者52例を対象に、運動が心肺持久力および生化学的進行にもたらす効果を第II相無作為化試験で検討(ERASE試験)。患者を高強度インターバルトレーニング(HIIT、最大酸素摂取量の85-95%の強度の有酸素運動を週3回12週間)または通常治療(通常の強度の運動)に均等に割り付けた。 その結果、主要評価項目のpeak Vo2は、HIIT群が0.9mL/kg/分増加し、通常治療群で0.5mL/kg/分減少した(調整後の群間平均差1.6mL/kg/分、95%CI 0.3-2.9、P=0.01)。HIIT群では通常治療群に比べて、前立腺特異抗原(PSA)値(同-1.1μg/L、-2.1-0.0、P=0.04)、PSA上昇速度(-1.3μg/L/年、-2.5--0.1、P=0.04)、前立腺がん細胞株LNCaP細胞増殖(-0.13光学密度単位、-0.25--0.02、P=0.02)が低下した。...