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ロボ支援前立腺全摘術、開腹と腹腔鏡より合併症少ない

2021年9月18日  専門誌ピックアップ

根治的前立腺全摘除術を施行した前立腺がん患者1407例を対象に、開腹手術(315例)、腹腔鏡下手術(276例)、ロボット支援手術(816例)の周術期および術後合併症をコホート研究で検討。平均追跡期間は36.7カ月だった。 その結果、開腹手術と腹腔鏡下手術に比べると、ロボット支援手術は入院期間が短く(平均入院日数-1.64日、P<0.001、同-0.57日、P=0.01)、輸血のオッズ(調整後オッズ比:0.25、0.58)、12週間の中等度ないし重度の術後疼痛のオッズが低かった(腹腔鏡下手術と比較した中等度術後疼痛の調整オッズ比0.40、P=0.02)。このほかロボット支援手術は、3年後の勃起障害(調整オッズ比:開腹手術との比較0.74、腹腔鏡手術との比較0.60)、尿失禁(同0.93、0.60)、ヘルニア(同0.51、0.82)のオッズも低かった。...