腹腔鏡手術スキルにカフェイン摂取の影響みられず

ドイツ外科学会に参加した外科医107人を対象に、コーヒーによるカフェイン摂取が、腹腔鏡手術技能に振戦などの悪影響を及ぼす、を無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験で調査。試験以前のコーヒー摂取量は問わず、参加者をカフェイン入りコーヒー摂取群とデカフェコーヒー摂取群（プラセボ）に割り付け、腹腔鏡シミュレーター（LapSim）による2つの運動試験の結果を比較した。 その結果、コーヒー摂取前と摂取後30分での2つの運動試験の効果スコアはともに、プラセボ群とコーヒー摂取群で有意差はなかった（平均：38.58点 vs.41.73点、113.09点 vs.116.59点）。1つ目の運動試験の1回目計測、2回目計測のスコアで両群ともに有意な改善が認められトレーニング効果が示された。...