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アトピー性皮膚炎、小児期早期から内在化症状と関連

2021年9月21日  専門誌ピックアップ

UK Avon Longitudinal Study of Parents and Childrenで出生時から追跡調査を実施していた小児1万1181例のデータを基に、小児期および思春期のアトピー性皮膚炎(AD)とうつ病の内在化行動および症状(internalizing behaviors and symptoms)との関連を集団ベースの縦断的出生コホート研究で検討。6カ月から18歳までの質問票によるADの年間有病率、および10-18歳の患者報告によるうつ病症状、4-16歳の母親の報告による内在化行動で評価した。 その結果、軽症・中等症のADにうつ病の症状との関連はなかったが、内在化行動との関連は4歳から認められた(調整後モデルの小児期を通して平均29-84%のオッズ上昇)。重症ADには、うつ病の症状(調整オッズ比2.38、95%CI 1.21-4.72)および内在化症状 (同1.90、1.14-3.16)との関連が認められた。...