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DOACのAKIリスクはワルファリンより低い

2021年9月26日  専門誌ピックアップ

ワルファリンまたは直接経口抗凝固薬(DOAC)を処方された66歳以上の心房細動(AF)外来患者2万683例を対象に、ワルファリンと比較したDOAC(ダビガトラン、リバーロキサバンまたはアピキサバン)の急性腎障害(AKI)リスクを人口ベースのコホート研究で検討。傾向スコアを用いた逆確率重み付けで各患者群のベースラインのデータを調整した。主要評価項目は、AKIによる受診とした。 その結果、ワルファリンと比較すると、各DOACのAKIリスクは有意に低かった(重み付けハザード比:ダビガトラン0.65、95%CI 0.53-0.80、リバーロキサバン0.85、95%CI 0.73-0.98、アピキサバン0.81、95%CI 0.72-0.93)。サブグループ解析で、各DOACによるAKIリスクの低下は推算糸球体濾過量の各分類でも認められた。...