高血圧治療アプリの有意な降圧効果を確認

日本国内の12施設で降圧薬による治療を受けていない本態性高血圧患者390例を対象に、スマートフォンアプリを使用した高血圧のデジタル治療システムHERBの有効性を前向き無作為化比較試験で検討（HERB-DH1ピボタル試験）。主要評価項目は、12週時の24時間自由行動下収縮期血圧（SBP）のベースラインからの平均変化量とした。 その結果、12週時のデジタル治療群（HERBシステム＋標準的生活習慣改善ss）と対照群（標準的生活習慣改善単独）のSBP変化量の群間差は、24時間自由行動下SBPで－2.4mmHg、家庭SBPで－4.3mmHg、診察室SBPで－3.6mmHgだった。24週時までに主要なプログラム関連の安全性事象は発生しなかった。...