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narrow QRSの永続性AF、アブレーション+CRTで死亡減

2021年9月28日  European Heart Journal

QRS波の幅が狭い(narrow QRS、QRS時間110ミリ秒以下)重症永続性心房細動(AF)患者133例を対象に、房室接合部アブレーション+両心室ペースメーカー(心臓再同期療法:CRT)と薬物療法による心拍数調節の生存率改善効果を非盲検無作為化試験で比較した(APAF-CRT mortality試験)。 その結果、1例当たり中央値29カ月の追跡後の中間解析で有効性が確認されたため、試験は中止された。主要評価項目の全死因死亡率はアブレーション+CRT群11%(7例)、薬物療法群29%(20例)だった(ハザード比0.26、95%CI 0.10-0.65、P=0.004)。アブレーション+CRTの全死因死亡抑制効果は、駆出率35%以下の患者と35%を超える患者で同等だった。...