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慢性血小板減少症が関節置換の転帰に及ぼす影響

2021年9月29日  専門誌ピックアップ

慢性血小板減少症が人工股関節全置換術(THA)または人工膝関節全置換術(TKA)の転帰に及ぼす影響を検討。2005-15年の全米入院患者データベース(Nationwide Inpatient Sample)から初回THA患者57万8278例および初回TKA患者123万7331例を対象とした。 その結果、慢性血小板減少症があると、THAでは内科的合併症(オッズ比2.00、95%CI 1.89-2.11)および外科的合併症(同2.72、2.55-2.90)のリスクが上昇し、TKAでは死亡(同1.68、1.22-2.31)、内科的合併症(同1.94、1.85-2.03)および外科的合併症(同2.55、2.38-2.73)のリスクが上昇した。慢性血小板減少症患者では、THAとTKAともに費用が増え、入院期間が長くなった。...