米国の2018-45年のHPVワクチン接種と中咽頭がん(OPC)発症率の関連を集団ベースage-period-cohort分析で予測。1992-2017年の監視、疫学および最終結果(SEER)プログラムのOPC症例データ(6万9562例)とNational Immunization Survey-Teenおよび米国国民健康調査のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種データ(それぞれ6万124例、1万6904例)を用いた。 その結果、現在のワクチン接種率で、36-45歳群の10万人当たりOPC発症率が2018年1.4、2045年0.8、46-55歳群では8.7、7.2と低下するが、70-83歳群では16.8、29.0と増加が続くと予測された。2045年の10万人当たりのOPC発症率はワクチン接種群13.8、非接種群14.3と推定され、ワクチン接種と発症率の関連はなお弱いと予測された。2045年までにワクチン接種により36-45歳群(男性48.1%、女性42.5%)、46-55歳群(同9.0%、22.6%)のOPC発症率が低下するが、56歳以上では意義のある低下が見られないと予測され...
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