糖尿病前症の成人225例を対象に、食後血糖応答を標的とした個別化食事療法と地中海食の血糖コントロール改善効果を無作為化臨床試験で比較。参加者を地中海食群と個別化食事療法群に割り付けて6カ月間食事指導を実施し、さらに6カ月間追跡した。 その結果、1日のうち血糖値が140mg/dLを超えた時間およびHbA1c値ga 両群で減少したが、減少量は個別化食事療法群の方が地中海食群よりも有意に大きかった。血糖値が140mg/dLを超えた時間の6カ月平均変化量は、地中海食群-0.3±0.8時間/日、個別化食事療法群-1.3±1.5時間/日(P<0.001)で、HbA1c値の6カ月平均変化量は、地中海食群-0.08±0.19%、個別化食事療法群-0.16±0.24%だった(P=0.007)。この有意な群間差は12カ月間の追跡でも維持されていた。...
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