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HIV流行終息のためにとるべき介入手段は?

2021年9月30日  Annals of Internal Medicine

米国HIVまん延終息計画で、2020-30年の新規HIV感染者数減少に必要な介入強度を地域別のコンパートメントモデルで検討。大都市統計地域(MSA)の32の優先地域で、HIVリスク集団でHIV検査、曝露前予防(PrEP)、HIV感染と診断された人のウイルス抑制を実施した。 その結果、無介入の場合、32地域のHIV発症率が19%低下すると予測されたが、集団全体で、検査(1年当たり1.25倍)、PrEP実施(5%ポイント)、ウイルス抑制(10%ポイント)を増やすと10年間で34-67%の低下が可能と見込まれた。若年の黒人およびヒスパニック系男性間性交渉者(MSM)のPrEP実施率25%、平均年2回の検査、90%のウイルス抑制で、13-68%の低下が達成されると予測された。MSMと注射薬物乱用者を含めれば48-90%の低下が可能とされ、異性愛者を含めた大規模介入により90%以上の低下が13地域で達成されることが予測された。...