モデルナワクチンは5カ月後も有効性持続
2021年10月1日
New England Journal of Medicine
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNA-1273ワクチン(モデルナ社製)の予防効果を第III相観察者盲検プラセボ対照試験で評価。盲検期の有効性と安全性データの最終解析が報告された。 組み入れたCOVID-19や合併症リスクが高い参加者3万415例のうち、1万5209例にmRNA-1273ワクチン、1万5206例にプラセボを投与した。参加者の96%以上が2回接種を完了し、2.3%は接種前にSARS-CoV-2感染所見があった。 盲検期の追跡調査期間中央値は5.3カ月だった。発症予防に対する有効性は93.2%で、感染確定症例数はmRNA-1273群55例(1000人年当たり9.6例、同7.2-12.5)、プラセボ群744例(同136.6例、127.0-146.8)だった。重症化予防に対する有効性は98.2%(mRNA-1273群2例、プラセボ群106例)、2回目接種から14日後以降の無症候性感染に対する予防効果は63.0%だった(214例、498例)。民族/人種や年齢群、併存疾患の有無を問わず、ワクチンの有効性は一定だった。...
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