1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. CRPのPCO検査で下気道感染の抗菌薬処方減

CRPのPCO検査で下気道感染の抗菌薬処方減

2021年10月2日  British Medical Journal

オランダで、下気道感染症が疑われる介護施設入居者241例を対象に、C反応性タンパク(CRP)のポイントオブケア(POC)検査により抗菌薬処方を安全に減らせるかを実用的クラスター無作為化比較試験で検討(UPCARE試験)。施設を介入群(POC検査実施)と対照群(通常診療)に割り付けた。主要評価項目は、初診時の抗菌薬処方とした。 その結果、初診時に抗菌薬が処方された患者は、介入群84例(53.5%)、対照群65例(82.3%)だった。介入群は対照群よりも初診時に抗菌薬を処方されないオッズが4.93(95%CI 1.91-12.73)高く、担当医および患者データとの関係はなかった。3週時の完全回復のオッズ、3週時までのいずれかの時点での死亡および入院のオッズに両群間で有意差は認められなかった。...