1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 血液または骨髄同種移植後の遠隔期死亡率が低下傾向

血液または骨髄同種移植後の遠隔期死亡率が低下傾向

2021年10月2日  JAMA Oncology

19742014年に血液または骨髄同種移植(allogeneic blood or marrow transplantation)を受け2年以上生存した患者4741例を対象に、余命と死因別の遠隔期死亡の傾向を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、再発関連死亡の累積発生率は10年で横ばいになり、30年で12.2%となった。対照的に、再発に関連がない死亡率は増加し続け、30年で22.3%になった。非再発関連死の主な原因は、感染症(30年累積発生率10.7%、標準化死亡比52.0)、続発性悪性新生物(同7.0%、4.8)、心血管疾患(4.6%、4.1)、および肺疾患(2.7%、13.9)だった。一般集団と比較した相対死亡率は、移植術後30年以上にわたり高かった(標準化死亡比5.4、95%CI 4.0-7.1)。...