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初回股関節全置換術後の脱臼、危険因子を特定

2021年10月2日  専門誌ピックアップ

初回人工股関節全置換術(THA)後に脱臼した患者76例を対象に、脱臼の危険因子を検討。追跡期間中央値は26.48カ月だった。 その結果、多変量解析では、原発性変形性関節症以外のTHA適応症がある患者は、変形性関節症の患者よりも脱臼の可能性が3.69倍(95%CI 2.22-6.13、P<0.001)高かった。脊椎病変がある患者も脱臼の可能性が上昇した(ハザード比1.76、95%CI 0.97-3.18、P=0.06)。後方アプローチで手術を受けた患者は、後方以外のアプローチ法で手術を受けた患者よりも脱臼の可能性が2.74倍(95%CI 1.11-6.76、P=0.03)高かった。他の変数で補正した後、大腿骨頭のサイズ、カップの向きおよび患者データでは術後の脱臼は予測できなかった。...