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mRNAワクチン、医療従事者の発症予防に有効

2021年10月2日  New England Journal of Medicine

米25州の医療従事者を対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンの発症予防効果を検査陰性症例対照研究で評価。症例1482例(PCR検査陽性、症状あり)と対照3449例(PCR検査陰性、症状の有無を問わず)をマッチさせ、単回接種(接種から14日後から2回目接種後6日目まで)と2回接種(2回目接種から7日後以降)のワクチンの有効性を算出した。 その結果、単回接種のワクチン有効性は、BNT162b2ワクチン(ファイザー/ビオンテック社)77.6%、mRNA-1273ワクチン(モデルナ社)88.9%、2回接種のワクチン有効性はそれぞれ88.8%、96.3%だった。ワクチン有効性は、年齢(50歳未満または50歳以上)、人種/民族、基礎疾患の有無、患者との接触程度に応じた部分集団間でもほぼ同じだった。ワクチン有効性の推定値は、2回目接種後3-8週目よりも9-14週目の方が低かったが、信頼区間が大きく重なっていた。...