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円形脱毛症のデュピルマブ、IgE値で効果に差

2021年10月3日  Allergy

円形脱毛症患者60例(アトピー性皮膚炎併発の有無を問わず)を対象に、デュピルマブの有効性を第IIa相無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は、脱毛症の重症度ツール(SALT)スコアの治療前から24週時までの変化量とした。 その結果、SALTスコアの最小二乗平均変化量は、プラセボ群-6.5、デュピルマブ群2.2だった(P<0.05)。デュピルマブによる48週間の治療後のSALT30(スコア30%以上改善)達成率は32.5%、SALT50達成率は22.5%、SALT75達成率は15%だったが、治療前のIgE値が200IU/mL以上の患者ではそれぞれ53.8%、46.2%、38.5%となった。治療前のIgE値による治療効果の予測精度は83%だった。新たな安全性の懸念事項はなかった。...