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健康的な睡眠でAFと不整脈のリスクが低下

2021年10月4日  Journal of the American College of Cardiology

英国バイオバンクの参加者40万3187例を組み入れて、健康的な睡眠パターンと不整脈リスクの関連を前向き研究で検討。クロノタイプ、睡眠時間、不眠症、いびき、日中の眠気により健康的な睡眠パターンを定義した。 その結果、人口統計学的因子、生活習慣因子および遺伝的危険因子で調整後、健康的な睡眠パターンで心房細動/粗動(AF)リスク(睡眠不良と比較したハザード比0.71、95%CI 0.64-0.80)および徐脈性不整脈リスク(同0.65、0.54-0.77)のリスクが有意に低下した。このほか、AFの遺伝的素因が健康的な睡眠パターンとAFリスクの関連に有意な影響を及ぼし(交互作用のP=0.017)、健康的な睡眠パターンとAFリスクの逆相関はAFの遺伝的リスクが低い人ほど強くなった。...