プライマリケアでの抗うつ薬中止で再発リスク上昇
2021年10月5日
New England Journal of Medicine
英国のプライマリケア診療所で治療中のうつ病成人患者を対象に、抗うつ薬の継続と中止による影響を無作為化二重盲検試験で検討。2回以上のうつ病エピソードまたは2年以上の抗うつ薬服用歴があり、現在は体調良好な患者478例(平均年齢54歳、女性73%)を抗うつ薬継続群、抗うつ薬中止群(プラセボを用いて抗うつ薬を漸減ののち中止)群に割り付けた。 その結果、52週までに継続群の39%、中止群の56%に再発が認められた(ハザード比2.06、95%CI 1.56-2.70、P<0.001)。抑うつおよび不安症状、身体的および離脱症状、QOL、抗うつ薬またはプラセボ中止までの時間、全般的気分評価は、主要評価項目と同じ傾向が見られたが、中止群の方が継続群よりも抑うつ、不安、離脱症状が多かった。...
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