CAR-T細胞療法、B細胞リンパ腫で長期有効性確認
2021年10月5日
The Lancet Oncology
日本を初めとする10カ国27施設で再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫成人患者を対象にチサゲンレクルユーセル(商品名キムリア)の有効性と安全性を評価した非盲検単群第II相試験(JULIET試験)の追跡調査で長期臨床成績を検討。167例を登録し、2020年2月20日の時点でチサゲンレクルユーセルを投与した115例を最大解析対象集団とした。 中央値40.3カ月の追跡の結果、全奏効率は53.0%(115例中61例)で、45例(39%)で最良総合効果が完全奏効と判定された。特に頻度の高い治療関連の重篤な有害事象はサイトカイン放出症候群(27%)、発熱性好中球減少症(6%)、発熱(5%)、汎血球減少症(3%)、肺炎(3%)だった。治療関連の死亡の報告はなかった。...
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