1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. メトホルミンで妊娠高血圧腎症妊婦の妊娠期間が延びる

メトホルミンで妊娠高血圧腎症妊婦の妊娠期間が延びる

2021年10月5日  British Medical Journal

早発型妊娠高血圧腎症の妊婦179例を対象に、徐放性メトホルミンを分娩まで経口投与する治療による妊娠継続効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。 その結果、無作為化から分娩までの期間中央値は、メトホルミン(1日3g)群17.7日、プラセボ群10.1日、差の中央値は7.6日(幾何平均比1.39、95%CI 0.99-1.95、P=0.057)だった。全用量を投与した場合に延びた妊娠期間中央値は、16.3日 vs 4.8日、差の中央値は11.5日(同1.85、1.14-2.88)だった。母親、胎児、新生児の転帰に差はなかった。メトホルミン群の方が出生体重が多かったが有意差はなく、新生児室滞在期間も短かった。治験薬関連の非重篤な有害事象は認められなかったが、メトホルミン群の方が下痢が多かった。...